ロシアによるウクライナ侵攻が続くなか行われた北京パラリンピックの開会式で、中国国営メディアは平和を求めるスピーチの同時通訳を一時、止めました。
5日付の中国の新聞各紙は一面でパラリンピックの開会を報じていますが、パーソンズ会長がスピーチのなかで平和を訴えたことには触れていません。
IPC(国際パラリンピック委員会)のパーソンズ会長は4日に行われた開会式のスピーチでウクライナ情勢を念頭に「オリンピック休戦決議を守るべきだ」などと平和を訴えました。
しかし、生中継していた中国国営中央テレビは、これらの音声を落として同時通訳を止めました。
中国のSNSでは「なぜ通訳が止まったのか」と疑問を持った視聴者の書き込みも確認できます。
中国政府が関係強化を進めるロシアへの批判が国内で高まることを警戒した可能性があります。
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