オリンピックの開幕を2日後に控える北京では、聖火リレーが大幅に縮小されて始まりました。

 2日から始まった聖火リレー。

 走るとも歩くともつかないスピードで前進するのは、NBAで活躍した元バスケット選手・姚明さん。歩く万里の長城とも言われています。

 この聖火リレー。わずか3日間しか行われません。

 しかも、コースの大半は、関係者しか立ち入ることのできない封鎖区域。

 日本のテレビだと気付いた親子連れ。

 見物していた人:「Oops!はじめまして!」

 これは14年前の映像。2008年の夏に開かれた北京オリンピックの聖火リレーです。

 このときは、4カ月以上かけて国内外を走破。

 オリンピック史上最長の聖火リレーと言われました。

 ところが今回、この規模感と祝賀ムードは、すっかり影を潜めています。

 柵の外から見物していた男性は。

 見物していた人:「天気がいいので散歩していただけで、聖火リレーのニュースは知りませんでした」「(Q.ここで走ると知らなかった?)知りませんでした」

 やはりコロナ禍ながら、120日ほどかけて、47都道府県を巡った東京オリンピックに比べても際立って短い、北京の聖火リレー。

 それでも市民は。

 見物していた人:「さっき中から手を振ってくれたのでうれしかった」「見られないなら次の機会に見ます」「そうそう、次ね」

 当局のコロナ対策に異議を申し立てる人はいません。

 開幕は4日。

 開会式や競技の観戦も、招待者に限定されています。
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